我が家のキッチンは、カウンターキッチンを予定していました。
前に記事でも書いたのですが、私はカウンターの裏側にあたる、キッチンの前の部分にちょっとした調味料などを置ける収納的なスペースが欲しいと考えていました。
実は、最初に希望に近いものを見つけたのが、リクシルのショールームだったのです。
リクシルの対面キッチンユニット
リクシルのキッチンには、対面キッチンユニットというものがあります。ユニットという言葉でお分かりかと思いますが、キッチン本体に合体させて一体として使用するようになっているものです。
先に、我が家の事情を書いてしまいますと、一般的なキッチンの奥行きで、LDKを設計している中での設備選びでしたので、ユニットを付けるということは、ユニットの奥行きの分、ダイニングやリビングが狭くなるということです。
それほど広く、ダイニング、リビングのスペースをとっていないので、結構早い段階でスマイルパパに却下されていました。
ただ、このユニットには、ローカウンタータイプのものもあるので、それならスマイルパパの希望に合うので、どうかな??とか色々説得してみたのですがダメでした。
対面キッチンユニットは、アレスタシリーズかリシェルシリーズのみ取り付けが可能となっています。
アレスタの対面キッチンユニット
さて、そのリクシルのアレスタシリーズの対面キッチンユニットは、カウンター下に横板一枚の仕切りがあり、縦に2枚の仕切りがあるので、6個の収納ボックスがあるイメージです。カウンターの上には、カウンター奥に縦板2枚、真ん中の棚のみ横板の仕切りがあります。収納力はばっちりですね。
そして、キッチン横とつながったサイドパネルは、シンプルな板一枚にするか、サイドストッカーを付けるかが選択できます。サイドストッカーは、閉めていると一見一枚の板のように見えますが、倒すように斜めに引き出すとリサイクル分別ができるストッカーが収納されています。サイドストッカーは、上下2段、ストッカーは4つついています。
キッチン側には、サイドに水切りスペースが設けられ、キッチン奥は笠木までの高さができ、ここにもキッチンパネルを貼ることになります。
種類としては、この1種類のみですが、キッチンをI型にしても、L型にしても、アイランドキッチンにしても取り付けが可能となっています。
リシェルの対面キッチンユニット
リシェルはさすがリクシルの最高グレードだけあって、対面キッチンユニットも選択肢が多くあります。
まずは、至ってシンプルなタイプで、化粧板でシステムキッチンを囲って調理中の手元を隠すように使えるタイプ。
ハイカウンタータイプは、キッチンの手元が隠れるくらいの高さに設定されたカウンターがついており、忙しい朝などは、このカウンターでサッと朝食を出すなどに利用できそうです。
ローカウンタータイプは、これとは逆に食卓テーブルくらいの高さにカウンターが付いており、小さい子供やお年寄りの居る家庭向きな感じです。調理しながらでも、会話ができる距離感なので、子供に宿題をさせながら食事の用意をするということも十分可能です。
後の2種類は、リビング側を収納棚として利用できるタイプです。
オープン棚タイプにすると、小物を収納できるボックスタイプのオープン棚と開き扉のついた棚がバランスよく組み合わされています。見せる収納として利用できますね。開き扉タイプにすると、リビング側から見える部分の3分の1が扉になっており、スッキリと収納したいという場合には非常に便利です。扉のない部分は、ボックスタイプのオープン棚で、細々としているけどよく使うものなどを収納するのに便利です。
さすがにリシェルだと、選択肢も広く、キッチンのレイアウトをあれこれと考えてしまいます。
調味料収納にも便利なキッチン側手元収納
これです、これ!私が絶対に欲しいと思っていた収納です。
この画像では少し分かりにくいですが、水栓の奥が収納になっています。
ちょっとした小物食器の水切りや、調味料類を置いておくのにちょうどよいスペースです。
ただし、リクシルでは、リシェルシリーズのリビング収納タイプの対面キッチンユニットにしか付けることができませんのでご注意ください。
対面キッチンユニットを取り付けると、大体、キッチンから収納までの厚みが1メーターくらいになるので、そのゆとりがあるようでしたら、ぜひ検討してみてください。
我が家はこの厚みがネックとなり、そしてリシェルシリーズのシステムキッチンは本当に痒い所に手が届くつくりになっているのですが、お値段もそれなりにお高くなります…ということでリクシルでの購入は断念しましたが。
調味料を、調理スペースに置きっぱなしにすると場所を取るし、掃除しにくいし、かといって引き出しに入れると出し入れを面倒に感じる場合もありますが、この手元収納があると本当に便利です。
子供の成長に合わせた対面キッチンユニットの利用
リクシルのリシェルシリーズの対面キッチンユニットには、子供用のデスクをL字型に取り付けることもできるものもあります。帰宅した子供がリビングにカバンを置いて、そのまま、キッチンに立っている母の顔を見ながら宿題や勉強ができるという使い方ができます。
子供が小さいうちは、カウンター越しに様子をうかがうこともできるので、母も子供も安心です。
子供が成長してからも、家具として見た目にもすっきりの対面式キッチンとしても家具の一部としても立派に役立ちます。子供の成長に合わせて収納するものを変えることもできます。