家を新築するにあたり、キッチンをどのようにするかは、主婦にとって最重要課題です。
基本的に絶対的なこだわりがない私にとって、こういうゼロから何かを考えないといけないというのは、かなり面倒な作業です…
カタログを見ていても、実際に自分たちが建てる家とはイメージが異なる空間にキッチンが置かれているわけで、今一つピンと来ないです。
やっぱり実物を見に行くのが一番早いのかな?ということでショールームをいくつも回りました。
人気のアイランドキッチンは生活感丸出しで後悔間違いなし?!
キッチンレイアウトとして、家族の希望は閉じこもったような閉塞感のあるキッチンは嫌だ!ということです。
今までのキッチンは、カウンターキッチンで若干オープンな感じだったけど、吊り戸棚があってガスコンロの前は全面壁で、ダイニング側から見ると横長の窓枠から顔が見える感じで、やっぱりキッチンが奥まって見えました。
そこで最初に考えたのは人気のアイランドキッチン。
その名の通り島のように部屋の中にシステムキッチンがあって、壁に接する部分が一切ないのでものすごく開放感があります。
アイランドキッチンの油はねにはガラスのパネルもあるけど・・・
レンジの前にも何も仕切り的なモノがないので油はねがとても気になります。油料理の多い我が家には不向きな気がしてスマイルパパは大反対。
工務店の方には、レンジの前に透明のガラスの仕切りを付けることもできると、教えてもらいました。
ガラスのパネルなら開放感を損なわず油跳ね対策ができるということです。
でも、ガラスということは、それこそ油汚れをマメにきれいにしないとかえって汚れが目立ってしまうのでは??と、またしてもスマイルパパは大反対!!!
聞きますと、やっぱり油がガラスに飛び散るので拭き取る必要があるそうです。しかもしっかり拭いておかないと雑巾の跡が残るのだそうで・・・(ーー;)
当たり前ですが、放置しておくとこびりつくのが想像できます。
想像してみてください。コンロの前の透明パネルに油はねがいっぱいこびりついているのを。料理する度に拭き掃除が必須です。拭いたら拭いたで、綺麗に拭けなくて曇ったりしてねww
だったら、何にもつけなきゃいいじゃん!ってわけにはいきませんよね。だって、ガラスに飛びっているということはそのガラスがなくても、どこかに飛びっているわけで・・・ということは、床に・・・
こういうガラスを拭き取ったりすることが手間に感じない人ならいいのでしょうが、私はどちらかというと、ガラスが汚れていても気にならないタイプなのです。。。(^_^;
余談ですが、このガラスのパネルは高さが35cmまでが推奨だそうです。それ以上の高さだと割れやすいそうです。
なので、もっと高いガラスパネルと言うことになると、コの字型にしたり、天井や換気扇などで上部も固定するような形状にしないと危険なのだそうです。上部まであるタイプですと換気扇の吸い込むパワーもアップするようですが、拭き掃除の手間は増えてしまいますねぇ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
とまあ、ガラスパネルも大変なのですが、ちょっと一手間かけることができれば、多少改善する方法はあります。
ガラスパネルはガラスパネルでつけてもいいですし、なくてもいいです。たぶん、つけた方がいいと思いますが・・・
それより重要なのは、料理をするときに、さらに油よけガードを設置するという方法です。
使う時だけこんなのを立て掛けておけば、ガラスパネルの掃除も随分楽になりますよね。
さすがに料理中は見苦しいかもしれませんが、掃除の楽さを考えれば、全然問題ないですよね。
我が家の場合、片づけたりせずに、建てたままそのままずっと置いておきそうですが・・・
なかなか、おしゃれな生活を演出するのは大変ですね。我家ではちょっと無理っぽいですww
アイランドキッチンの換気扇と臭い
アイランドキッチンの場合、アイランド上にコンロを置くことが多いです。もちろん、背面に置いたりしてもいいのでしょうが、一般的にはアイランド上にコンロがあります。
と言うことは、アイランド上部に換気扇が付きます。
コンロがあると言うことは、そこで料理をすると臭いも発生します。炒め物なんかは特に臭いが発生します。
換気扇の効果がアイランドキッチンだからといって大きく落ちるとは思いません(実際には囲まれている方が吸引力は高まるようです)が、臭いの広がり方はキッチンの隅の方で料理をしている場合と比較するとどうしても大きくなるのは致し方がないところでしょう。
ましてや、コンロ前にパネルなどを設置しなかったら尚更ですし、何なら、部屋の窓が開いていたら、風にながれて換気扇より窓の方に臭いや煙が流れてしまうなんてことも想像してしまいます。
こういうことを考えると、換気扇はかなり強力なものが欲しいですし、臭いの拡散は一般的なキッチン以上に覚悟しておく必要がありそうです。
そういう意味ではコンロ周りはできるだけ囲まれている方が吸引力は高まります。
アイランドキッチンの理想と現実のギャップに戸惑ってしまいますが、妥協案もなくはないです。
コンロをアイランドキッチンに載せずに背面などに設置してしまえばいいんです。
そうすれば、汚れ、ニオイ、換気能力などの問題は全て解決です。
ただし、肝心の料理をする時に何かと面倒に感じますが・・・
アイランドキッチンは間取り的に難しい!
ちなみに、アイランドキッチンにする場合、間取り的にもかなり広いスペースが必要です。
と言うのも、アイランド部分の両端は人が通れないといけません。何故って、通れなかったらもはやアイランドキッチンではありませんww
余裕を見れば、両端に1mずつです。少なくとも70~80cm。この両端スペースが広ければ広いほどオシャレな印象を出してくれますが、逆にスペースが減れば減るほどせせこましい印象になります。
モデルルームやショールームで見るアイランドキッチンはこういうスペースに余裕があるので、とてもおっしゃれですが、実際にはなかなかそうはいかないんじゃないかと思うのです。
アイランドキッチンの幅を2,500mm前後で考えれば、キッチン全体の幅が最低でも4m、できれば5mくらい欲しいところです。
横幅5mのキッチンって都会ではかなり贅沢な作りなキッチンではないでしょうか。幅が広くなれば天井高も高くないと圧迫感のある空間になりかねません。
加えて、横幅を長くとって、逆に縦方向を短くする方法もあるでしょうが、そうすれば写真で見るだけならオシャレに見えるでしょうが、実際に住むとなると、なんだかアイランドキッチンの開放感が台無しな感じになりそうです。
アイランドキッチンの為の部屋になりかねないでしょう。
こういうことを考えると、一般的なキッチンをアイランドキッチンにリフォームするというのは、かなり無理があるように思えます。
リフォームするなら、現状のダイニングキッチンとリビングを一つにして、ダイニングキッチンだけにするくらいの間取りでないと失敗した~~~って後悔しかねません。
結局、我家ではアイランドキッチンは却下
リフォームに限らず寸法的にもアイランドキッチンは難しいなぁというのが現実です。
どんなに開放感があってオシャレでも、日々の生活を考えると、そうそう綺麗に掃除ばかりしていられませんし、小物類はキッチン上の手の届くところに並んでいる方が絶対に便利なのはいうまでもありません。
それをおしゃれと引き換えに無くすというのはどうにもこうにも、あとあと後悔しそうに思えました。もちろん、我が家の日常生活にオシャレ感はいりませんけどね。
やはり、理想と現実のギャップを感じずにはいられません。
と、いうわけで、アイランドキッチンの悪口ばかりになってしまいました。m(_ _)m
本当はアイランドキッチンにしたかったのよ。。。
ではどうするか、ということになって、最終的にはよくあるタイプのキッチンで、ガスレンジの前にはやはり壁が欲しいというところで落ち着いていきました。
そして、カウンターキッチンにして吊戸棚を無しにすることで、ある程度の開放感をだす。
何となくキッチンのイメージが出来てきたところで、実際にショールームへGO!です。
ちなみに、住み始めた後の感想です。
まあまあの開放感のあるキッチンにしたつもりですが、スマイルパパ曰くそれでも閉塞感はあるようです。私はそうでもないんですけどね。