タカラスタンダードといえば、もちろんホーロー

丈夫で長持ち、壊れないと、なかなかの営業泣かせな設備であるという噂を聞いていました。

前にも書いたのですが、システムキッチンにそれほどのこだわりが無い私としては、キッチンの設備の選択に関しては、低予算で済むならそれに越したことはない!という考え方で臨んでいました。

なので、リクシルのシエラで十分だと思っていたんですけど、見に行くと心が揺れるのですよね…

エーデルの収納

タカラスタンダードのシステムキッチンには、たくさんのシリーズがあります。その中で、エーデルは選択しやすい価格帯に設定されています。いわゆるお手頃価格というやつですね。

お手入れしやすいホーローのキッチンが20万円代から手に入るというのは、かなり魅力的です。

扉も開き戸のタイプと引き出しタイプが選択でき、収納力も抜群です。

シンク下は扉に、作業台下は引き出しになど、組み合わせも自由で、足元のけこみ部分まで一体の収納にするか、けこみ部分は独立した引き出しにするかの選択もでき、自由度が高くなっています。

扉カラーは、明るい7色のパステルカラーから選択可能です。

第一印象としては、パステルカラーがかわいらしい雰囲気を出しています。

ただ、デザインに若干古臭さを感じてしまいます。一昔前のマンションなどに設置されているキッチンのイメージです。

とはいえ、この価格帯で高品位ホーローのシステムキッチンが手に入るというのは、ものすごく魅力的です。

エマージュの収納

タカラスタンダードのシステムキッチンで一番定番で人気があるのが、エマージュです。

エマージュの特徴をザザッと挙げると、

・キッチン収納はすべて引き出しタイプで食洗機の取り付け可

・ワークトップはステンレスだけでなくアクリル人造大理石、人造大理石も選択可

・シンクや排水口に隙間がないからお掃除楽ちん

・家事らくシンクをオプションで付けることができる

・レンジフードもホーローでお手入れ簡単

・ガスコンロはハイパーガラスコートで強い、汚れが落ちやすいが魅力

・収納の引き出しの中までホーローなのでお掃除楽ちん

という感じです。ワークトップやシンク、レンジフード、ガスコンロの話は、また別記事で書きます。ここでは収納に絞って書きますね。

エマージュのキャビネット(収納)の中までホーローというのは神

タカラスタンダードのショールームに行ったときに、一番最初にやられたのがうちの旦那様です…

もうすっかりホーローの魅力にとりつかれ、マグネットが使えることに感動の嵐でした。旦那がほれ込んで、うちのシステムキッチンはタカラスタンダードで決定しました。

ホーローは、汚れが付きにくく、油汚れもほんとに水拭きできれいに取れます。ショールームでは、油性マジックで落書きをしたものも雑巾でサッと拭くだけでハイッ元通りでした。お掃除苦手な私にはうってつけです。

そのホーローが引き出しの中にまでついてますので、調味料がこぼれても、油のボトルから油が垂れたりしても、サッと一拭きで解決するということです。これは大きなポイントです。

エマージュならマグネット収納が大活躍

エマージュの収納は引き出しの中までホーロー、そしてキッチンパネルもホーローです。

ということは、キッチンで使用する細々とした調理器具や調味料をマグネット収納を利用して整理して収納することができるということです。

タカラスタンダードのオンラインショップでもマグネット収納を色々取り扱っています。

タオルハンガーは、マグネットと吸盤のダブル吸着でかなりの強度を感じます。タオルハンガーとセットで利用できる調味料スタンドもあります。

小物置きとして、見た目もおしゃれなスパイスなどを乗せるマグネット収納があります。これは組み合わせによって、小物置きの下にフックを付けてレードルなどを下げることもできます。

マルチラックは、フリーのラックで、菜箸やレードル、フライ返しなどを立てることができます。このラックも下にフックを付けて、上に立てるもの下にぶら下げるものと分けて調理しやすく使うことができます。

私のお気に入りは、どこでもラックとかくせるラックです。

どこでもラックは、レードル掛けや鍋蓋ホルダー、調味料を乗せられるフリーラックやまな板立てがあります。どこでもラック自体がホーローでできているものまであります。

かくせるラックは、引き出しの内側にマグネットで取り付けて使う収納です。鍋ぶた・まな板立ては、調理器具などでごった返しそうな引き出しの中に、鍋ぶたを立てて収納できるので、スッキリ収納が可能になります。また、レードルスタンドも、引き出しの内側の手前に取り付けることで、必要なときに引き出しを少し開けるだけで必要なものが取り出せるので、便利かつ小物を隠して収納できるのでキッチンがスッキリして見えます。

かくせるラック、私も欲しいのですが未購入。鍋のふたは、100均で買ってきた書類を入れるケースに立てられています。でもこれ、ふたの重さで倒れたりするから、やっぱりマグネットが欲しい!と、現在検討中。即買いしない理由は、今使ってるのは100円程度、かくせるラックのなべぶた・まな板立ては3,900円(税別)なので…そして計量スプーンなどは、これまた100均のマグネットフックを引き出しの内側につけてぶら下げてます。

マグネット収納 間仕切り名人

引き出しの中を整理整頓して収納したい人には、間仕切り名人が良いと思います。

これは、色んな形や長さのマグネットの仕切りを利用して、すっきりと収納できるアイテムです。

引き出しの中に重ねて鍋やフライパンを入れている方も、間仕切り名人で仕切れば鍋類を立てて収納できるので、見た目スッキリ、取り出し楽なキッチン収納が実現しますよ。

タカラスタンダードのエマージュは大容量収納

エマージュの引き出しは、本当に大容量。一番奥まで引き出せるようになっている点、閉めるときにゆっくりと閉まるソフトクローズになっているところはお気に入りです。

引き出しの扉の裏には、まな板やちょっとした調味料やラップなどを立てられるスペースもあり、少し引き出せば、包丁やまな板が取り出せるようになっています。

私は間仕切り名人を使用していないのですが、ニトリや無印良品、100均のファイルケースなどを使って鍋や鍋フタを収納しています。

リテラの収納

タカラスタンダードのシステムキッチンのリテラは、価格もエマージュと同じです。最初、エマージュとリテラの何が違うのだろう?と思っていたのですが、収納に関しては、付け足せるオプションもすべて同じです。

違いは扉のデザインと選択できる色の種類です。

リテラの扉は少し角ばったデザインになっているのに対してエマージュは、凹凸のないスッキリしたデザインになっています。

他の違いは、リテラが扉に取っ手が付いているの対して、エマージュはレール取っ手になっています。そのため、エマージュは扉の側面が樹脂素材になっています。リテラは、扉の側面も上面もすべてホーローになっているので、リテラの方が耐久性がありそうな感じがします。

エマージュとリテラのどちらにするかは、扉のデザインの好みと、好みの色がどちらにあるかというところになるでしょうから、収納機能としてはエマージュと同じです。

レミューの収納

タカラスタンダードのシステムキッチンの最高グレードのレミューは、エマージュをもう少し使い勝手を良くしたもの、選択できる色の数も一番多いというイメージです。

収納に関しては、引き出しの上部の無駄になりがちなスペースに、ホーローインナーケースを付けたり、ホーローインナースライドを付けたりと、5段スライド設計にもできます。また、ホーロートレイを引き出し上部に取り付けることもでき、引き出しを有効活用できるようになっています。

収納タイプも、シンク下、調理台下、コンロ下のエリアごとにスライドタイプ、扉タイプ、足元のけこみ部分にスライド引き出しを付けるなどのカスタマイズが自由にできます。

レミューは、ワークトップのデザインや色合いなども、とにかくおしゃれです。

色んな選択ができる分、悩む楽しみもあるのですが、価格は高いです…

 

各シリーズに共通したオプションで気になるのが、昇降式吊戸棚でしょうか。

更新日:2018/11/28 2:47:07

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