
最近は、スマイルゼミに代表されるような、タブレットを使った学習、通信教育が人気になっています。コロナ禍で自宅学習が余儀なくされた今は特に人気となっているようです。
人気すぎて、タブレットの発送が遅れていて、GWの今申し込んでも、5月末から6月になるようです。
我家では、4年ほど前からスマイルゼミを契約して3人の子供にやらせてみましたが、一般的な紙ベースの通信教育よりは継続できるような印象です。
「タブレット学習で本当に勉強するの?他の通信教育と同じですぐにやらなくなるんじゃないの?!」
そんな風に思っている人も多いでしょう。
でも、とりあえず、試してみてはどうでしょう。
我家の子供達は、一応、やってましたよw
長男が小さい頃に、こどもチャレンジを契約してみましたが、結局、おもちゃで遊ぶだけだったような・・・
私も、子供の頃に進研ゼミ等の通信教育をやったことがありますが、まあ、殆どやらなかったですねw
そう考えると、このタブレット学習というのは、通信教育としては革命的に勉強している!ように思えました。
タブレット学習は小学生から始めた方がいい
タブレット学習は遊び半分で勉強できるのがメリットだろうと私は思います。
遊び感覚でタブレットを触りながら、勉強していく感じです。
椅子に座って勉強するぞ!というのではなくて、ゴロゴロしながらタブレットを触って勉強する感じなのかぁ、と思うんです。
ゲームをするときにもゴロゴロしながらやったりしてるでしょ?あんな感じです。
そういう意味では、なるべく年齢が低い頃から始めた方が、習慣化されやすいように思います。
我家でも、中1、小6、小3でそれぞれ始めましたが、一番最初に辞めたのが中1です。小6は中3まで続けましたし、小3は現在小6ですが、まだ続いています。
中でも小6は、暇さえあればタブレットを触っていますので、やっぱり年齢が低いほど始めるのにはいいのかなぁと思います。
そういう意味では、スマイルゼミには幼児コースというのが登場していますから、それこそ遊び感覚で始められると思うんですよね。
タブレット学習を始めるにあたり、当然ですが、タブレットはインターネットに接続する環境が必要です。
タブレット自体にLTEなどの通信機能はついていませんので、自宅にはWiFi環境が必要です。
WiFiルーターだけを設置しても当然だめです。
光回線などの固定回線を導入する必要があります。
もし、タブレット学習程度にしかネットを使わないというのであれば、WiMAXという選択もあります。
WiMAXのルーターならWiFi機能がありますし、通信速度も十分高速です。
自宅で繋がらない可能性が全くないわけではありませんが、Try WiMAXといって無料で15間レンタルして試すこともできます。
料金は月額4,000円弱からありますから、光回線よりは格安でしょうか。
もちろん、その分、通信量が増えてしまうと速度制限がかかるなどの問題はありますが、タブレット学習程度の利用ならまず問題ないでしょう。
タブレット学習のデメリット
タブレット学習にもデメリットがあります。
最大のデメリットは、本格的な勉強には向かない!!! ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
勉強した気分になるのは間違いないのですが、どの位身についているのか?となると???疑問が残るのも確かですし、そもそも、簡単すぎるのかなぁ?というのも多少感じます。
だいたい通信教育全体でそうですが、早く終わってしまっても翌月にならないと次の問題が貰えません。これが紙ベースなら、次から次へと行くこともできますし、なんなら新しい問題集を用意することもできます。
この辺が通信教育だと融通が利きません。
お金を払えば先に進めるような機能があってもいいように思うんですけどね。
もっといえば、問題集なんて、答えを先にみるものだ!と私なんか思っていますから、そういう点ではタブレット学習は、冗長的なんですよね。
なので、著名な大学受験を念頭に、中学受験を狙っているとか、ハイレベルな高校を狙っているという場合においては、若干の役不足は否めません。
そもそも試験なんてものはテクニックも大事なポイントでありますから、そういう意味でもハイレベルな受験勉強のためにタブレット学習というのはちょっと違うと思うんです。
ただし、理想からしたら全然ダメなのかもしれませんが・・・家で全く勉強をしないような我家の子供達のような場合には、それなりに効果があるのは確かなのです。
タブレットでないと勉強できません!なんて子になられても困るのですが・・・(^_^;)
子供任せだと、やりたくない科目は避けてしまいがち
子供に完全に任せておくと、自分がやりたくない苦手な科目や単元は避けていく傾向にあります。
どれを勉強するかを自分で選べますし、同じところを何度でも勉強できますから、やりたくないところは避ける傾向にあるようです。
こんな時は、親が付き合って勉強するなどの対策をとらないと、子供任せでは難しいのではないかと感じています。
タブレット学習のメリット
タブレット学習のいいところと言えば、解説を動画で見れる点でしょうか。
私個人としては動画は全く好きではありませんが、一般的には動画の解説の方が、単に本の解説を読むよりは分かりやすいそうなので、この点はタブレット学習が優れている点でしょう。
私の娘によるとスマイルゼミの動画は分かりやすいらしいです。
英語はネイティブの音声を聞けるのもメリットですね。こういうのは自宅で勉強するとなるとなかなか難しいですが、タブレット学習なら簡単です。
あとは、ゲーム感覚で学ぶことができるのでダラダラと勉強してる気分になります。
やらないよりはマシでしょうw
実際、我家の3人の子供の中で、末っ子だけは家にいるとずっとタブレットで勉強している(遊んでることも多いようですが・・・)のですが、学校の成績をみてると末っ子はダントツに良いんですね。
そう考えると勉強癖のない子に習慣化させるためには良いのかもしれません。
どうしても紙の教材だとかしこまってしまいますが、その点タブレット学習は良くも悪くも軽い気持ちで勉強できるようです。我家の子供達の意見を聞くと・・・
タブレット学習は問題集のイメージ
タブレット学習でも動画で解説を見ることができますが、タブレット学習はどちらかといえば、アウトプットが主体の問題集のイメージでしょうか。
基本的に通信教育というと昔から問題集のイメージではないでしょうか。
塾などで講義を受けるようなインプットが主体のスタイルとは若干違うように思います。
インプットが主体の方がいいのであれば、スタディサプリに代表される動画による講義サービスがあります。
最近の塾は、個別指導が中心になってきて、講義を動画で見るところも少なくないとか(よく知らないのですが)・・・それならわざわざ塾に行かなくても自宅で動画見ればいいじゃない?という人はスタディサプリはおすすめです。
タブレット学習が問題の解説をしているのに対して、スタディサプリなら講義という形式で順序立てて教えて貰えますから、講義形式が好きなのであれば、こういう選択もありでしょう。
特に、今はコロナ禍で自習を余儀なくされていますから、教えて貰っていない箇所は自分で勉強できないなんて子は、講義形式の方がいいのかもしれません。
個人的には、学校の勉強なんてものは、問題集をやって分からないところの解説をみるような、逆に辿っていく方が手っ取り早いと思っていますが・・・(^_^;)
タブレット学習の比較とおすすめ
タブレット学習の場合、タブレットの出来が命です。
どんなに内容のいい教材があったとしても、タブレットが使い勝手が悪ければ学習意欲はわきません。
文字を入力するときにストレスを感じるようなタブレットを想像してみてください。誰がそんなので文字を入力したいと思いますか?
そもそも子供にとって勉強自体がストレスなのですから、余計なストレスを感じるような学習教材では意味がありません。
ジャストシステムのスマイルゼミ
ジャストシステムは、ソフトウェアを開発する会社ですから、タブレット学習という点では親和性の高い会社と言えそうです。
タブレット学習を提供している会社の中では、システム的には最も強い会社でしょう。
逆に教育面ではやや弱い印象がありますが、実際には、ジャストシステムは小学校へのデジタル学習の導入に約20年の実績を持っているそうです。
「そのノウハウをもとに家庭教育のあり方を見つめ直し、徹底的に追究して誕生させたのが、タブレットで学ぶ通信教育、スマイルゼミです。」とのことですから、教育面でも心配はなさそうです。
事業を20年継続していると言うことは、かなりなものだと思いますよ。本当にw
タブレットもシステム屋さんが作りましたという感じで単なるAndroidタブレットです。進研ゼミのチャレンジタッチのタブレットと比較すると、見た目は大人な感じのタブレットをカバーで子供っぽく誤魔化している感じでしょうか。
でも、タブレットの書きやすさは抜群です。画面に手が触れていても全く問題なく書けますし、ペン先も鉛筆やボールペンのように細いので、本当に紙に文字を書くような感覚でタブレットにも書けるのでとても使いやすいです。
余白部分に落書きもできますから、筆算する場合でもわざわざ紙に書いたりする必要はなくて、画面に書いて計算できちゃいます。もちろん、簡単に消せるので、紙で計算するよりも楽チンなくらいです。
とても良くできたシステムになっています。我家でも使っているのですが、本当におすすめできますよ。
スマイルゼミは中学講座までしかないので、高校生になると使えません。
Z会 小学生タブレットコース
小学生がZ会?って私は思ってしまいますが、あのZ会の小学生向けタブレット学習です。
Z会のタブレットコースは小学3年生から対象となっていますので、小学1・2年生は利用できません。逆に高校生にも対応しています。
なんだか、Z会と聞くだけで賢い子向けじゃないかと思ってしまう私です。
ゴロゴロしながら遊び半分で学習しましょう・・・と言っている私にはなんだか敷居の高い感じがします。(^_^;)
スマイルゼミではちょっと物足りないという子ならZ会がいいのかなぁと思います。
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Z会のタブレットコースのタブレットはiPadを利用しますので、iPadを持っている場合はそれを利用することができます。持っていない場合はZ会でも特別販売されています。
なお、iPadにタッチペンで入力する仕組みですから、画面に手がついている状態では入力できず子供には使い難そうです。
どんなに良い教材であったとしても、入力がわずらわしいようではタブレット学習にとっては致命的欠陥だと私は思います。
対応策としては手袋をするという方法がありますが、勉強する時にわざわざ手袋をするなんてねぇ~~~ (ーー;)
ただし、Apple Pencil対応のiPadの場合はApple Pencilを利用できますから、これなら画面に手がついても大丈夫です。
ですから、Z会のタブレット学習をするのならApple Pencil対応のiPadが絶対!絶対!おすすめです。
なお、iPadを利用するということは、子供が勝手にiPadを使えるということにもなります。勉強しているふりしてYouTubeを見ているとか・・・ですから、ペアレンタルコントロールを設定しておいた方がいいかもしれませんw
なお、Z会なら高校講座もタブレット学習できますから、気に入れば大学受験まで対応できますし、なんと言ってもZ会ですから、難関大学の受験でも対応できますね。
進研ゼミ チャレンジタッチ
こどもチャレンジでもお馴染み、進研ゼミのタブレット学習が、チャレンジタッチです。小学講座は1年生からタブレット学習に対応しています。
進研ゼミは、こどもチャレンジのイメージでしょうか、ちょっとチャラいですね。
こども向けという感じで、タブレットも見た目はおもちゃですねw
チャレンジタッチ専用機ということで、インターネット通信などはできないですしチャレンジタッチのアプリ以外はインストールできないタブレットになっています。この点においては融通がきかないといえばそのとおりですが、親としては管理しやすいのではないでしょうか。
タブレットの価格は汎用性がない分安くなっていまして、スマイルゼミのタブレットと比較すると定価ベースだと半額ほどの19,440円ですから、壊れても買い換えやすいですね。(^_^;)
タブレットでインターネットの利用はできませんが、教材自体はインターネットを通じてダウンロードしますからWiFi環境が必須なのは他のタブレット学習と同じです。
ただし、チャレンジタッチのタブレットは画面に手をついていると誤作動してしまうタイプなので、はっきり言ってしまえば、入力しにくいです。この点は早急に改善してもらいたいですねぇ。
また、チャレンジタッチは、紙の教材もいくつかついてきますし、赤ペン先生の添削も年に2~3回受けられるようになっています。さすが進研ゼミ!というところでしょう。