新築で家を建てる時には必ず必要なのが引越しですよね。

引越しといえば、挨拶があります。注文住宅の場合は、引越しより家を建て始める前に、工事で煩くなる旨の挨拶が必要ですが、建売ならできあがった家に引越すだけですから、挨拶は引越し後でいいでしょう。

工事の時に挨拶した場合、引越し時の挨拶はいるかいらないかというと、微妙なところではありますね。

我家の場合は、工事着工から引越しまでに半年近くありましたから、一応2~3件隣までは引越しの挨拶をしましたが、それでも半分は新築で同時期に引越していることもあってさほど挨拶らしい挨拶もしなかったような気がします。

引越しの挨拶はいつ?

引越しの挨拶には、引越し元での挨拶と引越し先での挨拶がありますが、それぞれの挨拶ではそれぞれに気を付けなければいけないところがあります。

引越しが決まったら、まず、今までお世話になったご近所へ挨拶をしなければいけません。

引越し作業を行うときには、人の出入りが激しくなりますし、場合によってはエレベーターやエントランスなどの共有スペースを占領してしまったり、通行の邪魔になったりと、ご迷惑をおかけすることも少なくないです。何より、今までのご近所づきあいを通して、お世話になりましたという気持ちを込めての挨拶することは、引越し前には重要です。

引越し前の挨拶は、ご近所の方との親しさにもよりますが、親しい方には引越しが決まったら早目に、それほど親しくない方へも前日から2日前くらいまでには、挨拶をしておきましょう。

引越し後の挨拶は、できるだけ早い方がいいでしょう。

引越し前に新居に立ち寄ることがあったときにご近所の方に会ったら、近々引越してくることを告げておくのもいいでしょう。

引越し先が集合住宅ならエレベーターやエントランスを占領してしまうことも気にりますよね。ですから、引越し前にいついつに引越し作業をしますと、ご迷惑をお掛けすることをあらかじめ告げておいて、引越しが終わったらすぐにご挨拶に伺う方がいいでしょう。

また、前もって引越し先に出向く機会がない場合も、引越しの当日、遅くとも翌日までには引越しの挨拶は済ませておきたいところです。

ご近所の方は、どんな方が来たのだろうときっと気にしているものです。引越し後の挨拶も、引越し前と同様に、向こう三軒両隣、上の階下の階と大家さんというところが基本になってくるでしょう。

引越しの挨拶はどこまで?

引越し後の挨拶はどこまですればいいのでしょうか?

一般的には向こう三軒両隣という言葉もある通り、その範囲で十分ですが、集合住宅などでは、やはり上の階、下の階の方と大家さんへの挨拶は外せませんよね。

新築一戸建てで考えれば、同じ町内の一角はしておくべきでしょう。ただし、町内がどこまでなのか判断がつかないかもしれませんね。

となると、まずは、自宅の左右から道までというところになるでしょうし、じゃあ、向かい側も同じだけ行くべきなのか?と悩ましいですよね。

間違いなく行くべきは、両隣と向かい側、裏側と自宅に面したいわゆるお隣さんになるわけですが、そこから先は、道の状況などによってケースバイケースという感じでしょうか。

例えば、細い道で引越しの時に迷惑がかかりそうなときはそのあたり一体に挨拶しておいた方が無難でしょう。

引越しの挨拶は、先述したとおり、こちらが悪人ではないですよということを知らすためであり、相手側の様子を確認する意味合いもあるものです。

従って、気になるお家があるようならばその辺りまで挨拶をしていけばいいのです。

極端な話、自分は周りと一切関わりを持たないと決めているのであれば、挨拶に行く必要もないと言えなくもありません。実際そういう方もいらっしゃいますが、マンションならいざ知らず、一戸建てを購入して住むとなると近所づきあいというのは避けてはなかなか成り立たないところでありますから、なるべくなら挨拶に行かれた方がいいわけです。

ちょっと話がそれてしまいましたが、挨拶をどこまですればいいか分からない場合、まずは隣から挨拶してみて、お隣さんの中にちょっと話しやすそうな人がいれば、どこまで挨拶したらいいかズバリ訊いてみるのも悪くないでしょう。

いきなり訊くのはなかなか訊きづらいかもしれませんが、先輩の皆さんなら近所の状況をよく理解しているでしょうから、自分であれこれ考えるよりは間違いないところではあります。

引越しの挨拶の品物・粗品

引越しの挨拶の際には、なかなか手ぶらで挨拶というわけにもいきませんよね。粗品といいますか、ちょっとした品物を持っていくのが一般的でしょう。

ただ、引越し前に引越し先に「これから引越しを行います」と告げるときには特に必要ないかと思います。引越しの品物を用意するかどうかは、人それぞれです。必要ないと思えば用意しなくてもいいでしょう。

そうはいっても、引越し先では、あった方が何かといいです。なぜなら、挨拶の品に熨斗(のし)を付けて名前を記しておくことで、早く名前を覚えていただけるし、少しお話をすることでお互いの様子が分かりますよね。金額的には高価なものは必要ありません。いわゆる粗品で300円~1000円くらいまでの消耗品がいいでしょう。

石けんやキッチンペーパー、タオル、台所用洗剤などが良いかもしれませんね。洗剤が多いような気がします。

また引越し先の周辺がお子様が多い地域ならクッキーなどでも喜ばれるかもしれませんが、子供だからお菓子を食べるとも限りませんし、食べ物は好みが分かれるので、オーソドックスなものがいいのは間違いないです。

そういう意味では洗剤も、好き好きがあるのですが、まあ小さめのものなら通常の家庭なら折角貰ったから使おうかという感じで使って貰えるでしょうから、無難な選択だとは思います。

粗品の定番といえばタオルですが、あまり貰って嬉しいものではありませんよね。そういう意味では洗剤も同じなんですが、何よりも重みがあるので、タオルよりは高級な印象はあるのかな?とは思います。ほら、貰ったときに軽いものより重いものの方が期待感があるでしょ?(^_^;

引越しの挨拶の時間帯

引越しの挨拶へ伺う時間帯ですが、結論からいえば、地域性を観察してみないと何とも言えないというところです。

自分本位な考え方からすれば、誰かが在宅していそうな平日の夕飯時がいいのでしょうが、挨拶される側からすれば忙しいときに面倒臭いなぁという感じになるでしょうから、なるべくなら避けたい時間帯です。

ではどの時間帯がいいのか?と考えると、比較的のんびりしていそうな時間帯ですから、基本的には日中がいいですね。午前中の家事が一段落つきそうな昼前から、昼食後から夕方にかけての時間帯です。

午後は小さなお子様や老人の方ならお昼寝をしているかもしれませんので11時過ぎがいいのかなぁなんて思いますが、日曜日の午前中などは寝ていたいと言う人も少なくありませんので、避けた方が無難でしょう。

また、最近は共働きなどで日中不在の家も少なくありません。その場合は夕方、若しくは夕飯が終わっていそうな時間に伺うことになるわけですが、いずれにしても一般的にあまり早い時間、遅い時間は避けたいところです。

そんなわけで、日曜日の午後というのは比較的無難でしょうか。ただし、日曜日だからこそ遊びに行って不在だということもありがちですが、最初の挨拶としては悪くないでしょう。

しかし、何度伺っても不在で直接挨拶できないこともあります。そんなときは、引越してきましたという内容の手紙といいますか挨拶状を作成して、郵便受けに入れておくという最終手段になりますね。

そしてその後、直接会ったときに、お会いできなかったので挨拶状を入れて挨拶に代えさせてもらった旨をお伝えすればいいでしょう。

更新日:2018/09/11 23:11:25

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